三井住友信託銀行グループ 三井住友トラスト不動産

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一人だけど、一人じゃない。
プレイヤーとして、
そして所長として、
お客さまに向き合い続ける
プライドと信念。

  • 九州圏 所長
  • 山本さん2009年入社 商学部卒
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PROFILE

2009年にキャリア採用で入社。転職を決意したきっかけは、前職である金融機関で不動産融資を担当していた際、三井住友トラスト不動産のスムーズかつ丁寧な決済を見て「これからの不動産業界で勝ち残るのは、きっとこのような会社だ」と確信したこと。2センターでの営業経験を経て、2019年10月に所長に就任。現在は、管理職として、署員全員が楽しく仕事できる環境づくりに注力中。

所属は2022年4月時点

仕事のやりがい

「あなたに任せてよかった」が、
営業にとって最大の喜び。

当社の不動産仲介営業は、情報獲得から不動産の引渡しまで一人ひとりが責任をもってやり遂げます。だからこそ、自分が思い描いたとおりに案件が成就したときは大きな手応えを感じますし、成果が報酬に反映されることも大きな魅力です。ただし、競合他社も多く、業界内での競争は苛烈。私は、その競争を勝ち抜く楽しさもこの仕事の魅力の一つだと思っています。
そんな中で競争に勝ち抜くには、価格はもちろんのこと、それ以外の“+α”が求められます。以前、とある住宅街の好立地物件を担当したことがありました。当然他社の査定金額が高騰することが予想されたため、私は売主さまが価格面以外で何が知りたいのかを考え、手続きの流れ、必要書類、税金等を分かりやすく書面に書き込み、査定報告時に詳しく説明させていただきました。その結果、価格以外のところで信頼をいただき、その後の手続もスムーズに進行。「あなたに任せてよかった」とお客さまに感謝いただき、私にとって忘れられない案件の一つになりました。

仕事の難しさ

一人で乗り越えられない壁は
組織の力で越えていく。

もちろん、仕事はいつも上手くいくわけではありません。物件は一つとして同じものはなく、予期せぬトラブルも発生します。例えば、測量の結果、隣接地のブロック塀が越境していることが判明し、境界確定が必要な案件を担当したことがあります。隣接地所有者の方と再三面会したものの、話は平行線のまま。有名なハウスメーカーが施工したものだから問題はないと、こちらからの話に聞く耳を持とうとされず、最終的には当社に不信感を抱かれ、決済できない状況が半年ほど続きました。
営業担当としては、買主さまにきれいな状態でお渡ししたい。そこで、事態を当時の所長へ報告・相談し、最終手段として法務局の制度である筆界特定制度(その土地が登記された時点における、その土地と隣地との境界線の特定)を提案することにしました。隣接地所有者は当初激怒されましたが、所長も一緒に当該隣接地所有者を説得し、境界確定にこぎつけることができました。
基本的には不動産仲介営業は一人で行う仕事ですが、一人では乗り越えられない壁にぶつかったときには、周囲の力を借りることができます。そのチームワーク、組織としての力もまた当社の強みだと私は感じています。

所長の役割

プレイヤーから、マネジメントへ。
メンバーの成長を後押しするやりがい。

現在、所長を務めています。目標は、お客さまに感謝・信頼される営業マンを一人でも多く輩出し、お取引を積み重ねることで「不動産のことなら『三井住友トラスト不動産』」と評価されるようになることです。そのために所長としてやるべきことは、皆が切磋琢磨しながら、それぞれが成果を上げ、自身の目標を達成できる環境をつくることだと考えています。
特に心がけているのは、積極的なコミュニケーションです。今どんな案件を持っていて、どんな問題に直面し、どのような解決策を考えているのか。日々個別に状況を共有しながら、一緒に成功への方程式を考えています。現在は、基本的にメンバーを介してお客さまと向き合っているため、自分がプレイヤーだった頃に比べ、また異なる難しさもありますが、メンバーが経験を重ね、成長していく姿を見守るのが新たなやりがいにもなっています。
今後も、先輩・後輩関係なく意見を述べ合い、成長できる環境づくりを進めながら、センター一丸となって地域のお客さまに向き合っていきたいと思います。

あなたにとって、“想いまで託される仕事”とは?

不動産仲介は、売主さまと買主さまといった2者の“想い”をつなぐ仕事です。それゆえ、お客さまの心情や想いを第一に考えなくてはなりません。以前、ご主人が亡くなり、自宅を相続された奥さまがシニアマンションへの引越しを機に自宅を売却する案件を担当したことがあります。
話は順調に進んだのですが、契約当日に体調不良になられ、突然キャンセルに。「主人が思い出の家を売るなと言っているような気がして……」と話される奥さまに対して、私は静観することにしました。いい条件だったため、金額的には売却をお勧めすべきでしたが、それ以上に大切なものが不動産には付帯していると思ったのです。
半年後、売却を決断したとの連絡を受け、改めて契約を進めることに。奥さまより「私の優柔不断さで買主さまにも、その間に立つ山本さんに迷惑をかけたと思いますが、決断できるまで待ってくださってありがとうございました。おかげで気持ちの整理がつき、今では無事売却が済んだことに安堵しています。さすが三井住友トラスト不動産ですね」と連絡をいただきました。目先の利益を追うのではなく、そこにある“想い”を大切にする。そんな仕事ができたのではと、今でも心に残っています。